集団的自衛権に思うこと。国民を愚弄する安部総理の憲法解釈という罠

スポンサードリンク

集団的自衛権の行使とは、簡単に説明すると、
自国が攻撃を受けていないにも関わらず、
他国が攻撃を受けた場合に、第三国として戦争に加わる
というものである。

しかも、

集団的自衛権を行使することは、

宣戦布告することを意味し、

戦争参加以外の意味はありません。

安部総理のごまかしにはホトホト呆れます。

安部総理は７月１日の記者会見において、

「現行の憲法解釈の基本的考え方は何ら変わることはない」

と発言しました。

しかし、

集団的自衛権を行使するということは、

戦争に参加することと同義である。

これは上で述べた通りです。

日本国憲法の９条には次のようにあります。

第九条 　日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○２ 　前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
　　日本国憲法より

誰が見ても明らかなように、

「戦争」と如何なる「武力の行使」も、

「国際紛争を解決する手段として」「永久に放棄」

と明記されています。

どう解釈しても、

「集団的自衛権を行使可能」とはなりません。

もう一度言います。

集団的自衛権の行使可能な憲法解釈は、ありえません。

日本国民は愚弄されています。

気付いてください。

自国を守るために防衛する力はある程度必要でしょう。

しかし、

他国を攻撃する必要性がある状況とは、

どんな状況でしょうか？

良く議論に挙がる憲法９条の改正ですが、

戦争参加が色濃くなるのであれば、

反対以外ありえません。

集団的自衛権は攻撃を受けていない第三国の権利であり、

必ずしも戦争に参加しなくては行けない。

そうおっしゃる方もいるでしょう。

しかし、

戦争がより身近になることは間違いありません。

戦争を知らない世代であっても、

かつての歴史から戦争を学び、

戦争の恐ろしさ、悲惨さを、

誰しもが感じていると思います。

他国から攻撃を受けた時でも、

反撃が出来ないのはさすがにおかしい。

そう考える方も多いでしょう。

私も、ある程度は必要かとも思います。

しかし、

平和主義を訴える今の憲法９条のおかげで、

今の日本の平和があるのも、

また事実です。

戦争に参加しないという勇気も、

必要なのではないでしょうか？

そもそも平和を維持する手段は、

本当に軍事だけでしょうか？

話し合いで解決できるのは甘い。

という方もいます。

しかし、

話し合いだって立派な手段の一つです。

平和を守るためには軍隊が必要だと、

思い込まされてはいませんか？

戦争すると宣言することは、

戦争を仕掛けられても非難できない（文句が言えない）

ということです。

戦争、したいですか？

友達や恋人が戦争に行くことに耐えられますか？

戦争で命を落とすことを容認できますか？

真剣に考える時が来ています。

よろしくお願いいたします。

スポンサードリンク