理研の高橋政代リーダーSTAP捏造認定の影響でiPS臨床中止?
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理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の
高橋政代プロジェクトリーダーが、自身のTwitterで
「iPS臨床研究の中止を検討する」
とツイートしたことが話題になっています。
ここで言うiPS臨床研究とは、
山中先生が開発したiPS細胞から作った網膜の一部を、
加齢黄斑変性症の患者へ移植する臨床応用の研究のことで、
世界初の臨床研究であるとのこと。
網膜変性疾患のプロフェッショナルである高橋政代氏が、
研究を踏みとどまる決断をしなければいけないというのは、
日本のみならず、全人類にとって大変残念なことです。
STAP細胞をめぐる小保方氏、
および理化学研究所の対応の悪さからくる影響が、
ついにここまで来たか、ととても残念に思います。
しかしながら、
「理研の倫理観にもう耐えられない」
とする高橋氏の気持ちには、強く共感できるものがあります。
STAP細胞に関わる一連の理研の対応は、
研究者ではない者の立場から考えても、
到底理解できません。
研究成果の捏造など、
研究者を名乗る人間がすることではありませんし、
研究ノートがあやふやだったり、チェック体制も甘く、
検討や確認もおろそかな状態で研究論文を発表するなど、
研究者でなくても、呆れて物が言えないレベルだと思います。
ましてや、
その理研に所属する研究者である高橋氏の心情は、
想像に難しくありません。
「万全を期すべき臨床のリスク管理としてこのような危険な状況では責任が持てない」
とする高橋氏の発言はごくごく当たり前の考えであり、
むしろ所属の有能な研究者である高橋氏に
このような発言をさせてしまうような、
この状況を創りだした理研の対応には、
理化学研究所の名に相応しい信頼はなく、
もはや不信感しか持てないのではないでしょうか?
患者の立場で考えてみても、
高橋氏に診て欲しいと考えても、
理研が関わるならば止めておこう、
となるのではないでしょうか?
患者の為を想い、
患者を助けようと研究を続けている研究者の方々に、
そしてそれを待つ患者さんに、
これ以上迷惑をかけないでいただきたいです。
このような理化学研究所自体に信頼が持てない状況ですから、
臨床研究自体が一時中止になるのは、やむを得ないでしょう。
とはいえ、
難病を抱える患者さんにとって希望の光であるわけですから、
このまま中止となるのではなく、
どこか理研よりもずっと倫理観のある場所で、
研究を続けられることを願っています。
ネット上では、
「この人こそ真のエース」との意見もあり、
中止自体はとても残念なことではありますが、
理研に物申す高橋氏の勇気と強い倫理観に、
期待し、応援せざるを得ません。
高橋政代リーダー、
理研に負けず、
すばらしい研究を期待しています!
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